この記事のようなAIの最新動向を、経営判断に使える形に変えて、1本2分の動画で週3回お届けします。 何が起きているか。今、考えるべきことは何か。逆に、まだ手を出さなくていいことは何か。——忙しい経営者が、自分で調べなくても判断できる状態をつくる無料の動画レターです。
Googleが開いた発表会「Google I/O 2026」で、印象的な言葉がありました。Google DeepMindのCEO、デミス・ハサビス氏が、約2時間のキーノートの最後にこう締めくくったのです。「この時代を振り返ったとき、私たちはシンギュラリティの麓に立っていたのだと気づくでしょう」。
シンギュラリティとは、AIが人間の知能を超えていく転換点のことです。かつては「5年から10年先」と言われていました。それが、ほんの数年先の話として語られ始めています。私は、これが起きたとき、世界は本当に変わってしまうのではないか、と感じています。

今回、Googleはいくつもの新しいAIを発表しました。私が見るに、これらは単なる製品ではなく、AGI(人間並みに考える汎用AI)という一つの頭脳を組み上げるための「部品」だと感じます。主なものを紹介します。
思考の速度 ― Gemini 3.5 Flash:非常に頭がよく、しかも速い。私が触った限り、2〜3秒で答えが返ってきます。賢さでは最新のChatGPT 5.5にやや及ばない印象もありますが、反応の速さは大きな魅力で、これでも十分だと感じました。
常時稼働のエージェント ― Gemini Spark:クラウド上で動く、個人向けのAIエージェントです。ユーザーのデバイスの電源が切れている間も含め、24時間体制で、ユーザーに代わって作業を行う設計になっています。Googleが、自律的で常時接続のAIアシスタントへ、これまで以上に踏み込んだことを示す発表でした。
物理世界との接続 ― Gemini Omni と Android XR:現実世界の映像など、あらゆる入力を理解してデータにします。動画の生成や編集を、Androidを搭載したメガネ越しに行う、という発表もありました。

こうして見ると、AIはいろいろな場所に組み込まれ始めています。先日お伝えしたロボットもそうです。チャットで話して、文字で答えを受け取る。AIはもう、それだけのものではありません。スマホの中で会話するだけのAIではない。ここを理解しておく必要があると、私は考えています。
一方で、ハサビス氏は、現在のAIをまだ「完全なAGI」とは認めていません。言葉の流暢さやパターン認識は達成済み。しかし、自分で発明したり計画を立てたりする力で人間を超えることは、まだ挑戦の途中だと言います。その最後の壁も、あと数年で越えられるだろう ― 彼はそう見ています。
ピチャイCEOにいたっては、いまのAIは3年後には「かなり原始的」に見えるようになる、とまで語っています。

中小企業の経営者の方も、ロボティクスを含めて、どこで、どうAIを使っていくのか。それを学び、考えていかなければならない時代になってきた ― 私はそう感じています。
この記事のようなAIの最新動向を、経営判断に使える形に変えて、1本2分の動画で週3回お届けします。 何が起きているか。今、考えるべきことは何か。逆に、まだ手を出さなくていいことは何か。——忙しい経営者が、自分で調べなくても判断できる状態をつくる無料の動画レターです。
メールアドレスだけで登録できます。不要になればいつでも解除できます。